「楽天モバイルのデータ無制限プランを、もっと本格的に活用したい」 「公式のRakuten WiFi Pocketでは、性能や機能が少し物足りない…」 「自宅の光回線を、楽天モバイルを使ったホームルーターに置き換えたい!」

楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」が持つ、データ容量無制限というポテンシャルを最大限に引き出すには、電波を受信する「ルーター」の性能が極めて重要になります。

当ブログ「楽天モバイル大全」では、2025年7月4日現在の最新情報に基づき、楽天モバイルのSIMを挿して使える、市販の高性能SIMフリールーターの選び方と、目的別のおすすめモデルを徹底的に解説します。 月額3,278円でデータ使い放題!楽天モバイル「最強プラン」の詳細を見る

「モバイルルーター」と「ホームルーター」どっちを選ぶべき?

SIMフリールーターには、大きく分けて2つのタイプがあります。まずは、あなたの利用目的に合わせてどちらを選ぶべきか、明確にしましょう。

モバイルルーター(ポケットWiFi)のメリット・デメリット

バッテリーを内蔵し、持ち運んで利用することを前提としたルーターです。

  • メリット: コンパクトで軽量。外出先、出張先、旅行先など、どこでも利用できる。
  • デメリット: バッテリー駆動時間に限りがある。アンテナ性能や同時接続台数はホームルーターに劣る。
  • →こんな方に: 外出先での利用がメインの方。

ホームルーターのメリット・デメリット

自宅やオフィスなど、特定の場所に据え置いて利用することを前提としたルーターです。

  • メリット: コンセントから給電するため、パワフルで安定した通信が可能。高性能なアンテナを搭載し、同時接続台数も多い。
  • デメリット: バッテリー非搭載のため、持ち運びはできない。
  • →こんな方に: 自宅の固定回線代わりにしたい方。家族みんなで使いたい方。

楽天モバイルで使うルーター選び「3つの最重要ポイント」

市販のルーターを選ぶ上で、楽天モバイルで快適に使うために、絶対にチェックすべき3つのポイントがあります。

① 対応周波数帯(バンド)の確認は絶対!

これが最も重要です。ルーターが楽天モバイルの電波(周波数帯)を掴めなければ、ただの箱になってしまいます。以下のバンドに対応しているか、必ず製品のスペック表で確認してください。

  • Band 3 (1.7GHz/1.8GHz帯): 楽天回線のメイン4Gバンド。これへの対応は絶対必須です。
  • Band 18/26 (800MHz帯): パートナー回線(au)のバンド。地方や山間部での繋がりやすさに関わります。
  • Band 28 (700MHz帯): プラチナバンド。屋内での繋がりやすさを左右します。
  • n77 (4.5GHz帯): 5Gの主要バンド。5Gの恩恵を受けたいなら必須です。

② SIMカードの形状(SIMタイプ)

市販ルーターの多くは**「nanoSIM」**という、最も小さいサイズの物理SIMカードに対応しています。楽天モバイルでSIMを申し込む際に、間違って「標準SIM」や「microSIM」を選ばないように注意しましょう。

③ 通信速度の規格(Wi-Fi 6など)

楽天モバイルの高速な5G通信を、PCやスマホ側で余すところなく活かすには、ルーター自身のWi-Fi規格も重要です。近年主流の**「Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)」**に対応したモデルを選ぶと、より高速で安定した宅内環境を構築できます。

【2025年最新】楽天モバイルにおすすめのSIMフリールーター5選

上記のポイントを踏まえ、楽天モバイルでの利用実績が豊富で、評価の高いモデルを5つ厳選しました。

【モバイル】NEC Aterm MR51FN

国内メーカーNEC製で、信頼性と安定性に定評のあるモバイルルーター。5Gにも対応し、楽天モバイルの主要バンドをしっかりカバーしています。日本語のサポートが手厚いのも安心です。

  • 価格帯: 3万円台
  • 特徴: 5G対応、Wi-Fi 6対応、安心の国内メーカー

【モバイル】netgear Nighthawk M6 Pro

海外で人気のnetgear社が誇る、ハイスペックモバイルルーターの決定版。最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 6E」に対応し、ミリ波にも対応するなど、現行最高クラスの性能を誇ります。

  • 価格帯: 10万円以上
  • 特徴: Wi-Fi 6E対応、ミリ波対応、プロ仕様の高性能

【ホーム】NEC Aterm WX5400HP

安定した通信を求めるなら、国内メーカーNECのホームルーターが堅実な選択です。Wi-Fi 6に対応し、最大36台のデバイスを同時接続可能。家族みんなで使っても安心の性能です。

  • 価格帯: 1万円台後半
  • 特徴: Wi-Fi 6対応、メッシュ中継機能、安定の国内品質

【ホーム】TP-Link Deco X50(5G)

複数台のルーターを連携させて、家中に網の目のようにWi-Fiエリアを張り巡らせる「メッシュWi-Fi」に5Gホームルーターが対応したモデル。広い家や、電波の届きにくい部屋がある場合に絶大な効果を発揮します。

  • 価格帯: 3万円台
  • 特徴: 5G対応、Wi-Fi 6対応、メッシュWi-Fi対応

【ホーム・最強】SHARP home 5G

キャリアのホームルーターとしても採用実績が豊富な、シャープ製の高性能5Gホームルーター。工事不要でコンセントに挿すだけで、すぐに高速インターネット環境が手に入ります。

  • 価格帯: 7万円台
  • 特徴: 5G対応、Wi-Fi 6対応、簡単設置

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【必須作業】市販ルーターのAPN設定手順

楽天モバイルで購入した端末とは異なり、市販のルーターでは、インターネットに接続するために**「APN設定」**という初期設定が必須です。

  1. ルーターに楽天モバイルのSIMを挿入し、電源を入れます。
  2. PCやスマホをそのルーターのWi-Fiに接続します。
  3. ブラウザを開き、アドレスバーに「192.168.1.1」や「192.168.100.1」などを入力し、ルーターの設定画面にアクセスします。(アドレスは各ルーターの説明書に記載)
  4. 設定画面内の「ネットワーク設定」や「APN設定」といった項目を探します。
  5. 新規APNプロファイルを作成し、APN情報に「rakuten.jp」と入力します。その他の項目(ユーザー名やパスワード)は空欄でOKです。
  6. 設定を保存し、ルーターを再起動すれば、インターネットに接続されます。

まとめ:高性能ルーターで、楽天モバイルのポテンシャルを解放しよう

楽天モバイルで使える、市販のSIMフリールーターについて解説しました。

  • ルーター選びは「対応バンド(特にBand 3)」の確認が最重要。
  • 持ち運ぶなら「モバイルルーター」、家で使うなら「ホームルーター」。
  • 市販ルーターを使う際は、必ず「APN設定」が必要。

公式の「Rakuten WiFi Pocket」では物足りないと感じる方は、ぜひこの記事を参考に、ご自身の使い方に合った高性能なSIMフリールーターを選んでみてください。楽天モバイルのデータ無制限プランという強力なエンジンを、最大限に活かすことができます。

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