「楽天モバイルは安いけど、電波が悪いんでしょ?」 ――これは、サービス開始以来、多くの人が楽天モバイルに対して抱いてきた、ある種の「定説」でした。

しかし、2025年7月4日現在、その評判は本当に正しいのでしょうか?

当ブログ「楽天モバイル大全」では、その長年の疑問に終止符を打つべく、現在の楽天モバイルの通信品質を**「①エリアの広さ」「②通信速度」「③安定性」**という3つの評価軸から客観的に、そして徹底的に検証します。この記事を読めば、「今の楽天モバイル」の実力が全てわかります。 月額3,278円でデータ使い放題!楽天モバイル「最強プラン」の詳細を見る

結論:2025年、その評判は「もはや過去のもの」と言える

先に結論から申し上げます。様々なデータや利用者の評判を総合的に判断すると、現在の楽天モバイルの通信品質は、**「一部の山間部などを除き、日常生活圏のほとんどの場所で快適に利用できる」**レベルに達しています。

かつての「安かろう、繋がりにくかろう」というイメージは、もはや過去のものと言ってよいでしょう。その理由を、各評価軸で詳しく見ていきます。

なぜ「楽天モバイルは電波が悪い」と言われ続けたのか?3つの歴史的背景

では、なぜこれほどまでに「電波が悪い」という評判が定着してしまったのでしょうか。それには、明確な3つの理由がありました。

理由①:後発ゆえの「基地局数の少なさ」

楽天モバイルが自社回線でのサービスを本格的に開始したのは2020年。既に全国に強固な通信網を築いていた大手3キャリアに対し、楽天モバイルはゼロから基地局を設置していく必要がありました。サービス開始当初は、この絶対的な基地局数の少なさから、特に地方や郊外で「楽天回線」に繋がるエリアが非常に限られていたのが実情です。

理由②:主力「1.7GHz帯」の物理的な特性

楽天モバイルが4G LTE通信の主力として使用してきた電波は「1.7GHz帯(Band 3)」という周波数帯です。この周波数帯は、一度に多くのデータを運べるため高速通信が得意な一方で、建物や壁などの障害物に弱く、屋内や地下まで電波が届きにくいという物理的な特性を持っていました。これが、「外では繋がるのに、ビルの中に入ると急に圏外になる」という現象の主な原因でした。

理由③:旧プランの「パートナー回線」の5GB制限

楽天モバイルは、自社回線のエリア外をauの回線で補う「パートナー回線」を提供しています。しかし、2023年5月までの旧プランでは、このパートナー回線で利用できるデータ量に**「月5GBまで」**という厳しい上限がありました。

多くのユーザーが、楽天回線エリアだと思って使っていたら、いつの間にかパートナー回線に切り替わっており、月の途中で5GBを使い切って低速化してしまう、という事態が多発。これが「楽天モバイルはすぐに遅くなる」という、ネガティブな評判に繋がってしまいました。

評判を覆した3つの「ゲームチェンジャー」と現在の改善状況

これら3つの大きな課題に対し、楽天モバイルはどのように状況を改善してきたのでしょうか。そこには、評判を覆す3つの「ゲームチェンジャー」がありました。

改善①:パートナー回線も無制限になった「Rakuten最強プラン」

2023年6月に開始された「Rakuten最強プラン」では、旧プランの最大の不満点であったパートナー回線(au回線)の月5GB上限が、完全に撤廃されました。これにより、ユーザーは自分が今どちらの回線に繋いでいるかを一切意識することなく、日本全国の幅広いエリアで、真のデータ無制限を享受できるようになりました。

改善②:「プラチナバンド」の本格展開

理由②で述べた「屋内での繋がりにくさ」を根本的に解決するのが、2024年から本格展開が始まった**「プラチナバンド(700MHz帯)」**です。この電波は、障害物を回り込んで浸透しやすいため、ビル内や地下街といった、これまでの弱点を直接的にカバーします。2025年現在、都市部を中心にこのプラチナバンドの整備は急ピッチで進んでおり、屋内での安定性は日々向上しています。

改善③:継続的な「基地局」の増設と高密度化

理由①の基地局数の問題についても、楽天モバイルはサービス開始以来、猛烈な勢いで設置を進めてきました。現在では、人口カバー率で大手キャリアと遜色ないレベルに達しており、さらに既存エリアの通信品質を向上させるための「高密度化(スモールセル設置など)」も継続的に行われています。

評価軸②「通信速度」- 実用的なスピードは出ているのか?

エリアが広くても、速度が遅ければ意味がありません。実際の通信速度はどうでしょうか。

4G LTEの平均実測速度

ユーザーの実際の速度投稿を集計しているサイト「みんなのネット回線速度(みんそく)」などのデータを見ると、2025年7月時点での楽天モバイルの4G LTEの平均ダウンロード速度は、全国平均で40Mbps~60Mbps程度となっています。

この速度は、4Kの高画質動画をストリーミング再生するのに必要な速度(約25Mbps)を十分に上回っており、日常的な利用においてストレスを感じることはまずない、非常に実用的なスピードです。

5Gエリアでの通信速度

5Gエリア内では、平均で100Mbps~300Mbps以上、時にはそれ以上の速度が計測されることもあります。

【リアルな評判】利用シーン別のユーザーの声

  • 東京都心部在住 Aさん: 「数年前はお試しで契約してすぐ解約しましたが、2025年になって再契約。地下鉄の駅やオフィスビルの中でも普通に繋がるようになっていて驚きました。全く問題なくメイン回線として使えています。」
  • 郊外の住宅地に住む Bさん: 「自宅は楽天回線で、少し離れるとauのパートナー回線に繋がりますが、切り替わりもスムーズで特に意識することはありません。動画もサクサク見れて、この料金なら大満足です。」
  • 地方都市在住 Cさん: 「中心部は楽天回線ですが、少し車で走るとまだパートナー回線が多い印象。でも、繋がらない場所はほとんどないので、不便は感じません。プラチナバンドの拡大に期待しています。」

乗り換えで最大20,000ポイント還元!楽天モバイルのお得なキャンペーンはこちら

まとめ:過去の評判はもう古い。2025年、楽天モバイルは「メイン回線」の選択肢

楽天モバイルの通信品質に関する検証結果をまとめます。

  • エリアと繋がりやすさは、プラチナバンドの登場で飛躍的に向上した。
  • 通信速度は、4K動画も余裕で再生できる実用十分なレベル。
  • 「安かろう悪かろう」は過去の話。品質と価格のバランスが非常に優れたキャリアに進化した。

かつての「電波が悪い」という評判だけを理由に、楽天モバイルを候補から外してしまうのは、非常にもったいない選択と言えるでしょう。この通信品質の進化を体感するには、実際に使ってみるのが一番です。幸い、楽天モバイルは契約も解約もオンラインで簡単に行えます。

店舗に行かずにOK!楽天モバイル公式サイトで手続きする