「楽天モバイルに乗り換えてから、なんだかスマホの電池の減りが早い気がする…」
「楽天モバイルはバッテリーをたくさん消費するって本当?」
「スマホのバッテリーを、1日でも長く持たせるための設定方法が知りたい!」

スマートフォンの最も大きな悩みの一つである「バッテリー消費」。特に、新しいキャリアに乗り換えたタイミングで電池の減りが早いと感じると、「もしかして、キャリアのせい?」と不安になってしまいますよね。

当ブログ「楽天モバイル大全」では、2025年8月6日現在の最新情報に基づき、楽天モバイルとバッテリー消費の関係性についての“真相”と、キャリアに関係なく、あなたのiPhoneやAndroidのバッテリーを劇的に長持ちさせるための、具体的な設定術を徹底的に解説します。

結論:「楽天モバイルだから」は主因ではない!原因の9割は「スマホの使い方」と「設定」

まず、最も重要な結論からお伝えします。

「楽天モバイルにしたら、バッテリーの減りが早くなった」と感じることはあるかもしれませんが、それは楽天モバイルが**“主たる原因”である可能性は極めて低い**です。バッテリー消費問題の約9割は、全てのキャリアで共通する「スマートフォンの使い方」や「各種設定」に起因します。

この記事を最後まで読めば、その原因を正しく理解し、ご自身のスマートフォンに最適なバッテリー節約術を施すことができるようになります。

【噂の真相】なぜ「楽天モバイルは電池を食う」と言われるのか?

では、なぜ一部で「楽天モバイルはバッテリー消費が激しい」という噂が流れるのでしょうか。それには、唯一、理論的に関係する可能性のある要因があります。

唯一関係する可能性:「弱い電波を探し続ける」動作

スマートフォンは、電波が弱い場所にいる時、より強い電波を掴もうとして、常にアンテナの出力を上げて基地局を探し続けます。この**「電波を探す」という動作が、バッテリーを大きく消費**します。これは、どのキャリアを使っていても同じです。

サービス開始当初、まだ基地局が少なかった楽天モバイルは、この「電波の弱い場所」が他社より多かったため、「楽天モバイル=電池を食う」というイメージが定着しました。しかし、プラチナバンドの獲得と基地局の増設が進んだ現在、この問題は大幅に改善されています。

しかし、真犯人は他にある

電波を探す動作も一因ですが、それ以上にバッテリーを消費している“真犯人”は、あなたのスマートフォンの設定や使い方そのものに隠されています。楽天モバイルのデータ無制限プランを契約したことで、以前より動画視聴やテザリングといった、バッテリーを消費しやすい使い方をする時間が増えた、という可能性も考えられます。

本来の価値を最大限に享受するためにも、バッテリー消費の正しい知識を身につけましょう。

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【iPhone/Android共通】バッテリーを長持ちさせる10の設定術

ここからが本題です。今日からすぐに実践できる、具体的なバッテリー節約術を10個、ご紹介します。

【画面設定編】

スマートフォンのパーツの中で、最もバッテリーを消費するのが「画面(ディスプレイ)」です。

1. 画面の明るさを下げる、または自動調整をオンに
画面の明るさは、バッテリー消費に最も直結します。手動で少し暗めに設定するか、「明るさの自動調節」をオンにするのが効果的です。

2. ダークモードを利用する(有機EL画面で特に有効)
iPhone X以降や、近年のAndroidハイエンドモデルに搭載されている「有機ELディスプレイ」は、黒色を表示する際に画素が発光しないため、消費電力がゼロになります。ダークモードを積極的に活用しましょう。

3. 画面の自動ロック時間を短くする
「設定」から、画面が自動でオフになるまでの時間を「30秒」や「1分」といった、できるだけ短い時間に設定しましょう。

【通信・通知設定編】

目に見えない部分での、バッテリー消費を抑える設定です。

4. 使っていない時はWi-Fi、Bluetoothをオフに
Wi-FiやBluetoothは、オンにしているだけで、常に接続先を探して微弱な電波を出し続けるため、バッテリーを消費します。使わない時は、コントロールセンターなどからこまめにオフにしましょう。

5. アプリの「バックグラウンド更新」を個別にオフに
アプリを開いていなくても、裏側で最新情報を取得する「バックグラウンド更新」は、バッテリー消費の大きな原因です。特に必要のないアプリは、個別にオフに設定しましょう。

6. アプリの「プッシュ通知」を必要最低限に
通知が来るたびに画面が点灯し、CPUが動くため、バッテリーを消費します。本当に必要なアプリ以外の通知は、オフにしておくことをお勧めします。

7. 位置情報サービス(GPS)を「Appの使用中のみ」に
GPSは、バッテリー消費が最も激しい機能の一つです。「常に許可」になっているアプリは、あなたが使っていない時もGPSを動かし続けます。各アプリの設定を「このAppの使用中のみ許可」に変更しましょう。

【アプリ利用編】

8. バッテリーを消費しているアプリを特定し、利用を控える
「設定」→「バッテリー」の画面では、どのアプリがバッテリーをどれだけ消費しているかを確認できます。もし、あまり使っていないはずのアプリが上位に来ていたら、そのアプリが暴走している可能性があります。

9. 低電力(バッテリーセーバー)モードを活用する
バッテリー残量が少なくなってきたら、iPhoneの「低電力モード」や、Androidの「バッテリーセーバー」をオンにしましょう。一部機能が制限されますが、駆動時間を大幅に延ばすことができます。

10. OSを常に最新の状態に保つ
OSのアップデートには、最新の機能追加だけでなく、バッテリー消費効率の改善が含まれていることも多いです。OSは常に最新の状態を保ちましょう。

まとめ:バッテリー消費の犯人は、キャリアではなく「あなた自身のスマホ設定」

楽天モバイルと、スマートフォンのバッテリー消費について解説しました。

  • 「楽天モバイルだから電池が早く減る」というのは、ほとんどの場合、誤解。
  • バッテリー消費の最大の原因は、「画面の明るさ」「バックグラウンド更新」「位置情報サービス」の3つ。
  • これらの設定を見直すだけで、どのキャリアを使っていても、バッテリーの持ちは劇的に改善する。

通信キャリアのせいにしたくなる気持ちも分かりますが、まずはご自身のスマートフォンの設定を見直すことが、快適なモバイルライフへの一番の近道です。この記事を参考に、ぜひあなただけの「最強のバッテリー節約設定」を完成させてください。