「楽天モバイルに乗り換えたいけど、今のスマホをそのまま使いたい」 「愛用しているこのAndroidスマホ、楽天モバイルに対応しているのかな…」
月々の料金を劇的に安くできる楽天モバイル。そのメリットを享受するために、必ず乗り越えなければならないのが「端末の対応問題」です。特に、他社で購入したスマートフォンをそのまま使いたい(持ち込みたい)場合、本当に使えるのかどうか、不安に感じますよね。
当ブログ「楽天モバイル大全」では、2025年7月4日現在の最新情報に基づき、あなたがお持ちのスマートフォンが楽天モバイルで利用可能か、誰でも100%確実に判断できる**「3ステップ確認法」**を、どこよりも分かりやすく解説します。
まずは結論!ほとんどのスマホは使えるが「3つの事前確認」が必須
結論から言うと、近年日本国内で正規に販売されたスマートフォンのほとんどは、楽天モバイルで利用可能です。しかし、「絶対」ではありません。契約後に「使えなかった…」と後悔しないために、以下の3つのステップに沿った事前確認が不可欠です。
- 【ステップ1】公式サイトの「対応製品」ページで検索する
- 【ステップ2】最重要!「周波数帯(バンド)」を確認する
- 【ステップ3】「SIMロック」の有無を確認し、解除する
この3つをクリアすれば、あなたのスマホで、安心して楽天モバイルをスタートできます。
【ステップ1】公式サイトの「楽天回線対応製品」ページで検索する
まず最初に行うべき、最も簡単な確認方法です。楽天モバイルは、自社で動作確認を行ったスマートフォンのリストを公式サイトで公開しています。
- 「楽天モバイル 楽天回線対応製品」と検索し、公式サイトのページにアクセスします。
- お持ちの製品名(例:「Xperia 1 V」)や、キャリア(例:「ドコモ」)で絞り込み検索を行います。
- 結果画面で、お持ちのスマホの横に表示されるアイコンの意味を確認します。通話やデータ通信など、全ての機能が使える「✔」マークがついていれば、ひとまず安心です。
【ポイント】リストに無くても諦めない! このリストは、あくまで楽天モバイルが「動作確認をした」製品のリストです。ここに名前がなくても、次のステップ2「周波数帯」の条件を満たしていれば、利用できる可能性は十分にあります。
【ステップ2】最重要!「周波数帯(バンド)」を確認する
ここが最も専門的で、最も重要な確認項目です。スマートフォンが、楽天モバイルが使用する電波の「通り道」=**「周波数帯(バンド)」**に対応しているかを確認します。
なぜ周波数帯の確認が必要なのか?
各携帯キャリアは、国から割り当てられた特定の周波数帯を使ってサービスを提供しています。お使いのスマホが、楽天モバイルの使う周波数帯をキャッチできなければ、当然ながら通話もデータ通信もできません。
楽天モバイル必須の周波数帯一覧
最低限、以下の周波数帯に対応しているかを確認しましょう。
- Band 3 (1.7GHz/1.8GHz帯): 楽天モバイルが自社で整備している4G LTEのメインバンドです。これに対応していないと、楽天回線をほぼ利用できないため、絶対必須です。
- Band 18/26 (800MHz帯): 楽天回線のエリア外をカバーする**パートナー回線(au回線)**の主要バンドです。地方や山間部での繋がりやすさを重視するなら、対応が望ましいです。
- Band 28 (700MHz帯): 屋内や地下に強い**「プラチナバンド」**です。都市部での安定性を求めるなら、このバンドへの対応も重要になります。
自分のスマホの対応バンドを調べる方法
お使いのスマートフォンの製品ページの「スペック(仕様)」欄を見るのが最も確実です。「対応バンド」や「対応周波数」といった項目に、上記のバンド番号が記載されているかを確認してください。もし記載がなければ、「(お使いの機種名) 対応バンド」で検索すると、詳細な情報を掲載しているサイトが見つかります。
【ステップ3】「SIMロック」の有無を確認し、解除する
2021年10月以降に発売されたスマートフォンには、原則としてSIMロックはかかっていません。しかし、それ以前にドコモ・au・ソフトバンクなどで購入した端末には、他社のSIMカードを使えなくする**「SIMロック」**がかかっている場合があります。
SIMロックの確認と解除手順
- 確認方法: Android:「設定」→「デバイス情報」→「SIMカードステータス」で「許可されています」となっていればSIMフリーです。 iPhone:「設定」→「一般」→「情報」で「SIMロックなし」と表示されていればOKです。
- 解除手順: SIMロックがかかっている場合は、購入したキャリアの会員ページ(My docomoなど)から、無料で解除手続きができます。Web手続きが不安な場合は、キャリアショップでも有料で対応してもらえます。
キャリア別・持ち込みスマホの注意点
ドコモで購入したスマホ
多くの機種が楽天モバイルのBand 3に対応していますが、一部の古い機種や格安モデルでは非対応の場合があります。周波数帯の確認は必須です。
auで購入したスマホ
auの回線と楽天モバイルのパートナー回線は同じなので、相性は良い傾向にあります。ただし、au VoLTEに非対応の古い機種は通話ができない可能性があるため、注意が必要です。
ソフトバンクで購入したスマホ
周波数帯が特殊な機種が過去に存在したため、特に念入りな対応バンドの確認が必要です。
まとめ:3つのステップで、持ち込みスマホの不安を解消しよう
お手持ちのスマートフォンが楽天モバイルで使えるか、その確認方法を解説しました。
- まず「公式サイトの対応リスト」をチェックする。
- 次に「対応周波数帯(特にBand 3)」を必ず確認する。
- 最後に「SIMロック」が解除されているかを確認する。
この3ステップを踏めば、安心して楽天モバイルへの乗り換え手続きに進むことができます。愛着のあるスマートフォンで、お得な楽天モバイルライフをスタートさせましょう。

