「月の途中で楽天モバイルを契約したら、最初の月の料金はどうなるの?」 「解約したいけど、月初に解約したら1ヶ月分満額請求されて損しない?」

携帯キャリアの契約・解約において、多くの人が悩むのが「日割り計算」の有無です。月の途中で手続きをした場合に、料金がどう計算されるのかは、損得に直結する重要なポイントですよね。

特に、楽天モバイルの料金計算方法は、一般的な「日割り」とは異なる、独自の仕組みを採用しています。

当ブログ「楽天モバイル大全」では、2025年7月22日現在の最新情報に基づき、楽天モバイルの契約初月解約月の料金が、それぞれどのように計算されるのか、その明確なルールを、具体的なシミュレーションを交えながら徹底的に解説します。 月額3,278円でデータ使い放題!楽天モバイル「最強プラン」の詳細を見る

結論:楽天モバイルの料金は「日割り」ではない。しかし、損はしない仕組み

まず、最も重要な結論からお伝えします。 楽天モバイルの月額料金は、月の途中で契約・解約した場合でも、日数に応じた「日割り計算」にはなりません。

しかし、ご安心ください。楽天モバイルの料金は、実際に利用したデータ量に応じて決まるため、日割り計算がなくても、ユーザーが不当に損をすることのない、非常に公平な仕組みになっています。

【契約初月】の料金計算方法|具体的なシミュレーション

月の途中で楽天モバイルを新規契約、または他社から乗り換え(MNP)した場合の、最初の月の料金計算方法です。

料金は、開通日から月末までの「データ利用量」で決まる

楽天モバイルの課金が開始されるのは、SIMカードの開通手続きが完了し、電波を利用できるようになった日(課金開始日)です。

契約初月の料金は、この課金開始日から、その月の末日までに利用したデータ通信量によって、3段階の料金プラン(Rakuten最強プラン)がそのまま適用されます。

シミュレーション

  • ケース1:7月20日に契約し、7月31日までに2.5GB利用した場合 利用したデータ量が3GB以下のため、請求額は1,078円となります。
  • ケース2:7月20日に契約し、7月31日までに15GB利用した場合 利用したデータ量が3GBを超え、20GB以下のため、請求額は2,178円となります。
  • ケース3:7月20日に契約し、7月31日までに25GB利用した場合 利用したデータ量が20GBを超えたため、請求額は上限の3,278円となります。

このように、たとえ月末の1日しか利用期間がなくても、その間に使ったデータ量に応じた料金が請求される仕組みです。

【解約月】の料金計算方法|具体的なシミュレーション

次に、月の途中で楽天モバイルを解約、または他社へ転出(MNP)した場合の、最後の月の料金計算方法です。

料金は、月初から解約日までの「データ利用量」で決まる

解約月の料金も、考え方は契約初月と全く同じです。 その月の1日から、解約手続きが完了した日までに利用したデータ通信量によって、3段階の料金プランが適用されます。

シミュレーション

  • ケース1:7月10日に解約し、それまでに1GB利用した場合 利用したデータ量が3GB以下のため、最終的な請求額は1,078円となります。
  • ケース2:7月10日に解約し、それまでに5GB利用した場合 利用したデータ量が3GBを超え、20GB以下のため、最終的な請求額は2,178円となります。

他社キャリアとの比較|楽天モバイルの「損しない」仕組み

この楽天モバイルの仕組みがいかにユーザーにとって公平であるかは、大手キャリアの解約月の料金体系と比較すると、より鮮明になります。

大手キャリアの解約月:満額請求が基本

ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアの多くは、解約月の月額料金を日割り計算せず、1ヶ月分を満額で請求するのが基本です。つまり、極端な話、7月1日に解約しても、7月31日に解約しても、請求される月額料金は同じなのです。

このため、ユーザーは「月末まで待たないと損だ」という心理的な縛りを受けることになります。

楽天モバイルの公平性

一方、楽天モバイルは、いつ解約しても「利用した分だけ」の請求です。これにより、ユーザーは他社のキャンペーンや、ご自身の都合に合わせて、月のどのタイミングでも、損得を気にすることなく自由に解約・乗り換えができます。この「フェア」な料金体系は、楽天モバイルの大きなメリットの一つと言えるでしょう。 乗り換えで最大20,000ポイント還元!楽天モバイルのお得なキャンペーンはこちら

契約・解約のベストタイミングはいつ?

契約のタイミング

結論として、楽天モバイルを契約する上で、「お得な日」や「損する日」は基本的に存在しません。 いつ契約しても、利用した分だけの公平な請求となるため、あなたが必要だと思ったその日が、最高の契約タイミングです。

解約のタイミング

楽天モバイル側には損得がないため、こちらも基本的にはいつでもOKです。ただし、乗り換え先のキャリアの初月料金が「日割り」か「満額」かによって、最適なタイミングは変わってきます。もし乗り換え先が日割り計算に対応しているなら、月末ギリギリに乗り換えるのが、トータルの支払額を最も抑えるコツです。

オプション料金や通話料の日割りについて

  • 有料オプション: 「15分(標準)通話かけ放題」などの有料オプションは、月の途中で加入・解約した場合、月額料金が日割り計算されます。
  • 通話料など: Rakuten Link以外での通話料や、国際SMSの料金などは、利用した分だけがそのまま請求されるため、日割りの概念はありません。

まとめ:楽天モバイルの料金計算は、いつ手続きしても「フェア」

楽天モバイルの契約月・解約月の料金計算について解説しました。

  • 楽天モバイルの料金は「日割り」ではなく、利用したデータ量に応じた「段階制プラン」がそのまま適用される。
  • そのため、月のどのタイミングで契約・解約しても、ユーザーが不当に損をすることはない。
  • 解約月の料金が満額請求されることが多い他社と比べ、非常に公平で良心的な仕組み。

この透明でフェアな料金体系が、楽天モバイルの安心感と信頼性を支えています。