「楽天モバイルって、契約者数は増えているの?」 「モバイル事業はずっと赤字って聞くけど、この先サービスは大丈夫?」

携帯キャリアを選ぶ上で、料金やサービス内容だけでなく、その会社の「安定性」や「将来性」は、私たちが安心して契約を続けるための重要な判断材料です。特に、第4のキャリアとして新規参入した楽天モバイルについては、その動向を気にしている方も多いのではないでしょうか。

当ブログ「楽天モバイル大全」では、2025年7月5日現在の最新情報に基づき、楽天モバイルの最新の契約者数の推移を公式データから読み解き、その背景にある要因、そしてモバイル事業の今後の展望について、専門家の視点から徹底的に分析・考察します。

この記事を読めば、楽天モバイルの「今」と「未来」がわかります。
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【2025年Q1最新】楽天モバイルの契約者数と現状

楽天グループが発表した2025年第1四半期(1月~3月)の決算資料によると、楽天モバイルのMNO契約者数は、2025年3月末時点で750万回線を突破しました。

契約者数の推移

時点MNO契約者数(個人・法人合計)
2022年12月末約450万回線
2023年6月末(0円プラン終了後)約480万回線
2023年12月末約600万回線
2024年12月末約700万回線
2025年3月末約750万回線

2023年半ばに「0円プラン」を廃止したことで一時的な顧客流出があったものの、その後は「Rakuten最強プラン」が市場に受け入れられ、一貫して契約者数を伸ばしていることがわかります。特に、2024年以降、その伸びは再加速しており、堅調な成長軌道に乗っていると言えるでしょう。

契約者数増加の背景にある3つの要因

この力強い成長の背景には、何があるのでしょうか。主に3つの要因が挙げられます。

①「Rakuten最強プラン」の圧倒的な訴求力

言うまでもなく、成長の最大のエンジンは「Rakuten最強プラン」そのものです。

  • データ無制限で月額3,278円という価格設定
  • Rakuten Linkによる国内通話無料
  • auパートナー回線も無制限に

このシンプルかつ強力なプランが、大手キャリアの料金に不満を持つユーザー層を、強力に惹きつけています。

② プラチナバンド獲得による「通信品質」への信頼向上

かつての楽天モバイルの唯一にして最大の弱点であった「繋がりにくさ」。これを解消する「プラチナバンド」の運用が2024年から本格化したことで、「安かろう悪かろう」というネガティブな評判が払拭されつつあります。「品質も改善されたなら、乗り換えよう」と考えるユーザーの、最後の心理的ハードルが取り除かれた格好です。

③ 積極的なキャンペーンと楽天経済圏とのシナジー

楽天モバイルは、他社からの乗り換え(MNP)ユーザーに対して、常に数万ポイント規模の還元キャンペーンを実施しています。この強力なインセンティブが、契約者数増加の大きな推進力となっています。
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また、楽天モバイル契約者は楽天市場でのポイント倍率がアップする(SPU)ため、楽天経済圏のユーザーがモバイル契約に流入するという、強力なシナジーも生まれています。

モバイル事業の財務状況と黒字化への道筋

楽天モバイルの契約を検討する上で、事業の財務状況も気になるところです。

楽天のモバイル事業は、基地局設置などの巨額な先行投資により、長らく営業赤字が続いてきました。しかし、決算報告を見ると、その赤字額は四半期ごとに着実に縮小しています。

これは、契約者数の増加に加え、一人当たりの平均収益である**「ARPU」が順調に上昇しているためです。楽天モバイルは、「2025年内の単月黒字化」**を目標に掲げており、その達成は十分に射程圏内に入ってきたと言えるでしょう。

【2025年上半期】楽天モバイルの最新ニュースまとめ

  • 最強家族プログラムの強化: 2025年2月に開始された家族割が好評で、グループ数の伸びが契約者増に貢献。
  • プラチナバンドのエリア拡大: 6月には、これまで手薄だった四国地方や東北地方の一部主要都市でのプラチナバンド提供開始が発表され、全国でのカバレッジ向上が進んでいます。
  • 最新iPhone/Androidキャンペーン: 夏のボーナス商戦に向け、最新スマートフォンが大幅なポイント還元で購入できるキャンペーンが開始されています。
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【専門家の考察】今後の契約者数の推移と楽天モバイルの将来性

これまでのトレンドと今後の市場環境を踏まえると、楽天モバイルの将来性は非常に明るいと考察します。

契約者数は今後も堅調に増加を続け、2025年末には800万回線、そして将来的には1,000万回線の大台も見えてくるでしょう。

事業が黒字化フェーズに入れば、無理な価格競争から一歩引いた、サービスの質の向上や、楽天経済圏とのさらなる連携強化に投資を振り向けることが可能になります。これにより、楽天モバイルは単なる「安いキャリア」から、**「楽天ユーザーにとって、なくてはならないインフラ」**へと、その存在価値をさらに高めていくと考えられます。

まとめ:楽天モバイルは、安定成長期に入った「第4のキャリア」

楽天モバイルの契約者数と、その将来性について分析しました。

  • 契約者数は堅調に増加しており、2025年3月末で750万回線を突破。
  • 「最強プラン」「プラチナバンド」「キャンペーン」が成長の三本柱。
  • 事業の黒字化も目前に迫っており、経営は安定軌道に。

サービス開始当初の不安定なイメージは、もはや過去のものです。現在の楽天モバイルは、日本市場における「第4のキャリア」としての地位を確固たるものにし、今後も多くのユーザーにとって魅力的な選択肢であり続けるでしょう。