「あれ、楽天モバイルが急に圏外になった…」 「ネットに繋がらない!これって通信障害?」
普段、当たり前に使えているスマートフォンが突然使えなくなると、非常に焦りますよね。それが仕事中や待ち合わせの最中であれば、なおさらです。原因が自分のスマホにあるのか、それとも楽天モバイル全体の問題なのか、すぐにでも知りたいと思うのは当然のことです。
当ブログ「楽天モバイル大全」では、そのような緊急事態に直面したあなたが、冷静に、そして的確に行動できるよう、問題の原因を切り分ける手順と、最新の障害・復旧情報を確認するための全手法を、2025年6月29日現在の情報に基づき、網羅的に解説します。
通信障害を疑う前に!まず自分で試すべき「5つの切り分けチェック」
「通信障害だ!」と判断する前に、まずは問題がご自身のスマートフォンや環境に起因するものでないかを確認しましょう。以下の5つのチェックで、多くの場合、問題が解決することがあります。
① 機内モードのオン・オフ
最も簡単で、効果が高い方法です。スマートフォンのコントロールセンターや設定画面から、「機内モード」を一度オンにし、10秒ほど待ってから再度オフにしてみてください。これにより、端末が電波を再検索し、正常に接続されることがあります。
② スマートフォンの再起動
これも古典的ですが、非常に有効な手段です。電源を一度完全にオフにし、1分ほど待ってから再度電源を入れます。OSや内部のソフトウェアの一時的な不具合がリセットされ、正常な状態に戻ることがよくあります。
③ SIMカードの抜き差し or eSIMの再設定
- 物理SIMカードの場合: 一度スマートフォンの電源を切り、SIMカードトレイを開けてSIMカードを抜き、再度しっかりと挿入してから電源を入れ直します。接触不良が改善される可能性があります。
- eSIMの場合: eSIMのプロファイルを削除して再ダウンロードすると改善する場合がありますが、手順が複雑なため、これは最終手段と考えましょう。まずは他の方法を試してください。
④ 料金の未払いがないか確認
万が一、料金の支払いが滞っている場合、回線が利用停止になっている可能性があります。「my 楽天モバイル」アプリをWi-Fi環境下で開き、支払い状況を確認してみてください。
⑤ 特定の場所だけで繋がらないか確認
もし可能であれば、少し場所を移動してみてください。特定のビルの中や、地下街など、電波が届きにくい「スポット」にいるだけの可能性もあります。場所を移動してアンテナが立てば、それは通信障害ではありません。
【公式情報】楽天モバイルの通信障害・メンテナンス情報を確認する2つの方法
上記のセルフチェックを試しても改善しない場合、次はいよいよ公式の情報を確認します。
方法1:公式サイトの「障害メンテナンス情報」ページ
楽天モバイルは、公式サイト内に通信障害や計画的なメンテナンスに関する情報を掲載する専門ページを用意しています。これが最も正確で信頼性の高い情報源です。
- Wi-Fi環境などで、PCや他のデバイスから「楽天モバイル 障害情報」と検索します。
- 公式サイトの「障害メンテナンス情報」ページにアクセスします。
- 現在発生中の障害があれば、対象地域や影響、復旧見込みなどが時系列で掲載されています。
方法2:公式X(旧Twitter)アカウント
大規模で緊急性の高い通信障害が発生した場合、公式サイトの更新よりも早く、公式X(旧Twitter)アカウント(@Rakuten_Mobile)で第一報が発信されることがあります。リアルタイムの情報を得るには、こちらも合わせて確認するのがおすすめです。
【リアルタイム情報】他のユーザーの状況を確認する2つの方法
公式発表がまだない段階でも、「自分だけじゃないのか?」を確認する方法があります。
方法1:「Downdetector」で障害発生をグラフで確認
「Downdetector(ダウンディテクター)」は、様々なWebサービスや通信キャリアの障害発生状況を、ユーザーからの報告数をもとにグラフで可視化してくれる第三者サイトです。楽天モバイルのページで、報告数が急激に増加していれば、広範囲で障害が発生している可能性が非常に高いと判断できます。
方法2:X(旧Twitter)で「楽天モバイル 繋がらない」を検索
Xの検索機能で、「楽天モバイル 繋がらない」「楽天モバイル 圏外」といったキーワードで検索し、検索結果を「最新」タブに切り替えます。同じ時間帯に、同じような内容の投稿が多数あれば、それは個人的な問題ではなく、通信障害である可能性が高いと言えます。
通信障害の発生中にできること・対処法
通信障害であることが濃厚になった場合、復旧を待つしかありません。その間、少しでも不便を解消するための対処法です。
- Wi-Fiに接続する: 自宅や職場のWi-Fiに接続すれば、データ通信はもちろん、Rakuten Linkを使った通話やLINE通話も可能になります。
- 公共Wi-Fiを活用する: 外出中の場合は、駅やカフェ、コンビニなどが提供するフリーWi-Fiを探して接続しましょう。ただし、セキュリティのリスクも考慮し、個人情報やパスワードの入力は避けるのが賢明です。
- デュアルSIM運用なら、副回線に切り替える: もし、楽天モバイルとは別に他社のSIM(povoやLINEMOなど)を同じスマホに入れてデュアルSIM運用している場合は、データ通信をそちらの副回線に切り替えることで、通信を維持できます。
- オフラインで使えるアプリを活用する: 事前に地図アプリでマップをダウンロードしておいたり、電子書籍をダウンロードしておいたりすれば、オフラインでも情報を確認したり、時間を潰したりすることが可能です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 通信障害に対する補償(返金など)はある? A1. 楽天モバイルの利用規約では、原則として返金や料金の減額は行われないと定められています。ただし、非常に大規模で長期間にわたる障害が発生した場合は、過去に他社キャリアがそうであったように、状況に応じて何らかの対応が取られる可能性はゼロではありません。これはケースバイケースとなります。
Q2. 復旧したら何か通知は来る? A2. 個別のユーザーに復旧通知が来ることはありません。公式サイトの障害情報ページや、公式Xアカウントで「復旧のお知らせ」が発表されるのを待つことになります。
Q3. 店舗に行けば対応してくれる? A3. 店舗のスタッフは、端末の初期不良などには対応できますが、ネットワーク全体の通信障害については対応できません。店舗に行っても解決しないため、まずは自分でオンラインの情報を確認するのが最善です。
まとめ:焦らず、冷静に。「確認手順」を知っておくことが最大のお守り
楽天モバイルで突然「繋がらない」という事態に陥った際の、確認手順と対処法を解説しました。
- まずは慌てず、機内モードや再起動など、5つのセルフチェックを試す。
- 次に、公式サイトや公式Xで「公式情報」を確認する。
- DowndetectorやX検索で「リアルタイムの状況」を把握する。
- 障害発生中は、Wi-Fiを活用して復旧を待つ。
いつ起こるかわからない通信障害だからこそ、この「確認手順」を知っておくことが、いざという時の最大のお守りになります。この記事をブックマークしておくなどして、万が一の際に備えていただければ幸いです。

