「子供に、はじめてのスマホを持たせたい」
「楽天モバイルが安いのは知ってるけど、子供に持たせるのに最適な“端末”はどれ?」
「ドコモみたいに、専用の“キッズ携帯”って楽天モバイルにもあるの?」

お子様の成長に伴い、防犯や連絡手段として「子供用ケータイ」の契約を検討する親御さんは非常に多いです。そして、その際の最大の悩みは「料金」と「安全性」、そして「どの端末を持たせるか」という問題です。

楽天モバイルなら、月額968円(家族割適用時)からという圧倒的な低価格と、強力なフィルタリングアプリで、最初の2つの悩みに応えてくれます。では、3つ目の「端末選び」はどうでしょうか?

この記事では、楽天モバイルで「子供に持たせる」という目的に100%特化して、専用キッズ携帯の有無から、最もおすすめなスマートフォンの選び方まで、その全てを徹底的に解説します。

結論:専用キッズ携帯はない。だが「AQUOS wish」が最強の選択肢

先に結論から申し上げます。2025年10月現在、楽天モバイルには、ドコモやauが提供しているような、**通話とGPS機能に特化した「キッズ携帯」専用端末の取り扱いはありません。**

しかし、ご安心ください。楽天モバイルが販売する、シャープ製のスマートフォン「AQUOS wish」シリーズ(例:AQUOS wish4)が、その役割を見事に、そしてそれ以上に果たしてくれます。

「AQUOS wish」 + 「あんしんコントロール(フィルタリング)」 + 「最強家族プログラム(家族割)」
この3つの組み合わせこそが、楽天モバイルで実現できる、最もコストパフォーマンスと安全性のバランスに優れた「子供用スマホ」の最適解です。

なぜ楽天モバイルは「キッズ携帯」を販売しないのか?

楽天モバイルの基本戦略は「ワンプラン」と「シンプルな端末ラインナップ」です。多種多様な専用プランや専用端末を用意するのではなく、「Rakuten最強プラン」という一つのプランと、選りすぐりの汎用スマホ(iPhoneやAQUOS、Pixelなど)で、全てのニーズに応えようとしています。

キッズ携帯というニッチな市場向けの専用機を開発・販売するよりも、「AQUOS wish」のような安価で高性能な汎用スマホに「フィルタリング」や「かんたんモード」を搭載することで、子供からシニアまで、幅広い層をカバーする戦略を取っているのです。

子供に持たせるスマホ端末を選ぶ「4つの基準」

子供に持たせる端末だからこそ、大人とは違う、以下の4つの基準で選ぶべきです。

  • ① 価格:子供はスマホを落としたり、失くしたりするリスクが大人より遥かに高いです。万が一の時も諦めがつくよう、端末価格はできるだけ安いものが望ましいです。
  • ② 耐久性:「防水」「防塵」はもちろん、落としても壊れにくい「耐衝撃性能」を備えていると、なお安心です。
  • ③ 機能(安全性):いざという時の「おサイフケータイ(交通系IC)」や、操作をシンプルにする「かんたんモード」、そして有害情報から守る「フィルタリング」にしっかり対応していることが重要です。
  • ④ バッテリー:学校から帰ってくるまで、充電がしっかり持つことも大切な機能の一つです。

【楽天モバイル公認】子供に最適なおすすめ端末3選

上記の4つの基準を満たす、楽天モバイルで正規に購入できるおすすめ端末をご紹介します。

第1位:AQUOS wish シリーズ(例:AQUOS wish4)

【選定理由】
子供に持たせる上で、全てのバランスが最も高次元で取れている一台です。防水・防塵に加え、米国国防総省が定める耐久基準「MIL規格」に準拠した耐衝撃性能を備えており、万が一落としても安心。おサイフケータイも搭載し、バッテリー性能も優秀です。

さらに、AQUOS独自の「かんたんモード」を設定すれば、ホーム画面が大きなアイコンと文字になり、操作に迷うこともありません。楽天モバイルのキャンペーンで**「一括1円」**の対象になることも多く、まさに子供用スマホの最適解です。

第2位:OPPO A シリーズ(例:OPPO A3 5G)

【選定理由】
「AQUOS wish」と並び、**「一括1円」キャンペーン**の常連となっている、コストパフォーマンス最強の端末です。AQUOS wishよりも画面が大きく、見やすいのが特徴。防水・防塵やおサイフケータイといった基本機能もしっかり押さえています。耐久性よりも「安さ」と「画面の見やすさ」を優先するなら、こちらも有力な候補となります。

第3位:iPhone SE (第3世代)

【選定理由】
「親がiPhoneだから、子供にも同じOSで使い方を教えたい」というご家庭に最適です。iPhone SEは、Appleの強力なペアレンタルコントロール機能「スクリーンタイム」をOS標準で利用でき、子供の利用時間やアプリを細かく制限できます。また、コンパクトで持ちやすいのも子供向きです。ただし、**本体価格がAQUOSやOPPOに比べて高額**なのが最大のネックとなります。

【注意点】他社のキッズ携帯を持ち込んでも、楽天モバイルでは使えない?

「ドコモで使っていたキッズ携帯が余っているから、これに楽天モバイルのSIMを挿せば安くなるんじゃ?」——残念ながら、これは**ほぼ不可能**です。

  • 理由①:対応バンドが違う
    多くのキッズ携帯は、自社(ドコモやau)の電波にしか対応しておらず、楽天モバイルの主要な電波(Band 3)を掴むことができません。
  • 理由②:Rakuten Linkが使えない
    キッズ携帯はGoogle Playストアに対応していないため、「Rakuten Link」アプリをインストールできません。これにより、通話が無料にならず、30秒22円の通話料がそのまま発生してしまいます。

楽天モバイルで子供に持たせる場合は、素直に楽天モバイルでAQUOSなどの対応端末をセットで購入するのが、最も安全で確実な方法です。

安全な利用のために(契約・フィルタリングについて)

この記事では「端末」に焦点を当てていますが、子供にスマホを持たせる際は、端末選びと同時に、契約やフィルタリングの設定が不可欠です。これらの詳細な手順については、以下の記事で詳しく解説しています。

→(内部リンク)詳しくは『楽天モバイルを子供に使わせる|親が知るべき料金・フィルタリング・注意点』をご覧ください。

まとめ:楽天モバイルの「AQUOS wish」+「フィルタリング」が最強の布陣

楽天モバイルで、お子様に持たせるのに最適な端末について解説しました。

  • 楽天モバイルに、専用の「キッズ携帯」端末はない。
  • 他社のキッズ携帯の持ち込みは、電波や通話料の問題で推奨できない。
  • キャンペーンで1円になることも多い、頑丈な「AQUOS wish」が最適解。
  • 端末と同時に、「フィルタリング」と「家族割」を申し込むことで、安価で安全な環境が完成する。

「専用機がないから不安」と考える必要は全くありません。むしろ、汎用的なスマホを安価に手に入れ、強力なアプリで安全性を担保する楽天モバイルのスタイルは、お子様の成長に合わせて機能を拡張できる、非常に合理的で賢い選択と言えるでしょう。