「やっぱり、スマホは使い慣れた国産メーカーが安心」
「AQUOSのおサイフケータイや防水機能は、絶対に外せない」
「今使っているAQUOSのまま、楽天モバイルに安く乗り換えられないかな?」
シャープ(SHARP)が手掛ける「AQUOS」シリーズ。省エネ性能に優れた「IGZOディスプレイ」や、日本のユーザーニーズを的確に捉えた「防水・防塵・おサイフケータイ」対応など、その堅実なモノづくりで、根強い人気を誇る国産スマートフォンです。
もし、あなたがAQUOSユーザー、あるいはAQUOSの購入を検討しており、かつ楽天モバイルの圧倒的なコストパフォーマンスに魅力を感じているなら、その2つは“最高の組み合わせ”になるのでしょうか?
この記事では、楽天モバイルでAQUOSシリーズを利用するための、正規取り扱い機種のラインナップ、他社モデルを持ち込む際の重要な注意点(対応バンド)、そして具体的な設定手順まで、その全てを徹底的に解説します。
結論:楽天モバイルとAQUOSは「相性抜群」の組み合わせ
先に結論から申し上げます。楽天モバイルとAQUOSの相性は抜群です。その理由は、楽天モバイル自身が、AQUOSの主要モデルを「主力端末」として正規に取り扱っており、両社は非常に強固なパートナー関係にあるからです。
楽天モバイルで販売されているAQUOSは、当然ながら楽天回線(プラチナバンド含む)に完全対応。さらに、AQUOSが持つ「省エネ性能」や「かんたんモード」といった特徴が、楽天モバイルのプランやサービスと見事に噛み合っています。
ただし、他社(ドコモやauなど)で購入した古いモデルを持ち込む場合には、いくつかの「確認すべきポイント」が存在します。
楽天モバイルで正規販売中のAQUOSラインナップ
2025年10月現在、楽天モバイルの公式サイトでは、以下のAQUOSシリーズがプランとセットで購入可能です。
| 機種名 | 特徴 | こんな人におすすめ |
| AQUOS R9 | フラッグシップモデル。高性能CPU、ライカ監修カメラ搭載。 | カメラ性能やゲーム性能に一切妥協したくない方。 |
| AQUOS sense9 | ミドルレンジの決定版。IGZOディスプレイ、大容量バッテリー、必要十分な性能。 | 性能・価格・バッテリー持ちの全てを高い次元で求める、最も多くの人におすすめ。 |
| AQUOS wish4 | エントリーモデル。シンプル機能、頑丈なボディ、かんたんモード搭載。 | スマホデビューのシニア層や、お子様用、法人利用に最適。 |
これらの端末を楽天モバイルでセット購入する最大のメリットは、「楽天回線(Band 3)」「パートナー回線(Band 18/26)」「プラチナバンド(Band 28)」の全てに完全対応していることが保証されている点です。面倒な対応バンドの確認なしに、安心して利用を開始できます。
なぜAQUOSと楽天モバイルは「相性が良い」のか?
① 「IGZO省エネ性能」 × 「段階制プラン」
AQUOSの代名詞である「IGZOディスプレイ」は、画面の書き換え頻度を抑えることで、バッテリー消費を劇的に節約します。これにより、データ通信をあまり使わない月が生まれやすくなります。楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、データ利用量が3GB以下なら自動的に月額1,078円になるため、AQUOSの省エネ性能が、そのまま通信費の節約に直結するのです。
② 「かんたんモード」 × 「店舗サポート」
AQUOS wishシリーズなどに搭載されている「かんたんモード」は、アイコンや文字を大きく表示し、操作をシンプルにするため、シニア世代のスマホデビューに最適です。楽天モバイルは、全国に1,000以上の店舗があり、専門スタッフによる対面サポートを受けながら契約・設定が可能です。この「分かりやすい端末」と「安心のサポート体制」の組み合わせは、シニア世代にとって最強の布陣と言えます。
【最重要】他社モデルのAQUOSを持ち込む際の完全ガイド
「ドコモで買ったAQUOS sense7が余っている」「中古で安くAQUOS R7を手に入れたい」——。このような「持ち込み端末」を利用する場合、以下の3点を必ず確認してください。
① SIMロックは解除されているか?
2021年10月以前にドコモ・au・ソフトバンクで購入した端末には、「SIMロック」がかかっている可能性があります。各キャリアのマイページ(My docomoなど)から、SIMロック解除の手続き(無料)を事前に行う必要があります。
② 楽天回線の「Band 3」に対応しているか?【必須】
これが最も重要です。楽天モバイルの自社4G回線は「Band 3」という周波数帯を使用しています。お持ちのAQUOSがこのBand 3に対応していなければ、楽天回線エリアで通信することができません。
特に、ドコモ版の一部の古いAQUOS(例:AQUOS R3 SH-04Lなど)は、このBand 3に対応していません。必ず、お持ちの型番で「対応バンド」を検索し、スペック表を確認してください。
③ プラチナバンド「Band 28」に対応しているか?【推奨】
Band 3に対応していれば通信は可能ですが、屋内や地下での繋がりやすさを左右するのが「プラチナバンド(Band 28)」です。近年のAQUOS(SIMフリー版、キャリア版問わず)の多くは対応していますが、このBand 28にも対応していると、楽天モバイルの品質を最大限に引き出すことができます。
楽天モバイルでAQUOSを使うための初期設定
① SIMカードの挿入 / eSIMの設定
楽天モバイルから届いた物理SIMをAQUOSのSIMトレイに挿入します。eSIMで契約した場合は、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「SIMを追加(+)」から、QRコードを読み込んで設定します。
② APN設定(自動または手動)
楽天モバイルで正規購入したAQUOSや、近年のSIMフリー版であれば、SIMを挿入するだけでAPN(アクセスポイント名)は自動で設定されます。
万が一、自動設定されない場合(特に古いキャリア版の持ち込み時)は、手動で設定する必要があります。
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「アクセスポイント名」と進みます。
- 右上の「+」から新しいAPNを追加し、[名前]に「楽天」(任意)、[APN]に「rakuten.jp」と入力し、保存します。
- 作成した「楽天」のAPNを選択すれば完了です。
③ Rakuten Linkアプリの認証
国内通話を無料にするために、Google Playストアから「Rakuten Link」アプリをインストールし、SMS認証を完了させます。これで全ての準備が整います。
まとめ:「国産の安心感」と「革新的な安さ」の両立
楽天モバイルとAQUOSの組み合わせについて、その全貌を解説しました。
- 楽天モバイルは、AQUOSの主要モデルを正規に取り扱っており、相性は抜群。
- 他社版のAQUOSを持ち込む場合は、必須バンド「Band 3」への対応を必ず確認すること。
- AQUOSの「省エネ性能」や「かんたんモード」は、楽天モバイルのプランやサポートと相性が良い。
「使い慣れた国産スマホを、日本で4番目のキャリアの革新的なプランで利用する」——。これは、信頼とコストパフォーマンスを両立させたいと考える、多くの賢いユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるはずです。

