「最新のiPhoneやAndroid、欲しいけど高すぎる…」
「どうせ2年くらいで買い替えるし、もっと安く使う方法はないかな?」
「ドコモやauの“おかえしプログラム”ってよく聞くけど、楽天モバイルにも似たようなサービスはあるの?」
高価なスマートフォンを、約2年間の利用後にキャリアへ返却することで、残りの分割金の支払いが不要になる、いわゆる「おかえしプログラム」。今や、大手キャリアで高価格帯のスマホを購入する際の、主流な方法となりつつあります。
もちろん、楽天モバイルにも「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」という、非常に強力な同様のプログラムが存在します。
当ブログ「楽天モバイル大全」では、2025年9月13日現在の最新情報に基づき、楽天モバイル・ドコモ・au・ソフトバンクの4キャリアが提供するスマホおかえしプログラムを、支払額から返却条件まで、あらゆる角度から徹底的に比較・検証します。
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結論:プログラムの仕組みは類似。しかし「楽天モバイル」が最もシンプルで自由度が高い
先に結論からお伝えします。4キャリアのプログラムは、いずれも「約2年で端末を返却すれば、実質負担が約半額になる」という基本的な仕組みは同じです。しかし、細かな条件や月々の料金プランと組み合わせた際のトータルのコストパフォーマンスでは、楽天モバイルが優位に立つケースが多くなります。
そもそも「おかえしプログラム」とは?各社の仕組みを理解しよう
おかえしプログラムとは、スマートフォンを分割払い(多くの場合は48回払い)で購入し、約2年(25ヶ月目など)のタイミングでその端末をキャリアに返却することで、残りの分割支払金(残債)の支払いが免除される仕組みの総称です。
「所有」するのではなく、2年間「レンタル」するような感覚で、常に新しいスマートフォンを利用できるのが最大のメリットです。
【4キャリア徹底比較】スマホ「おかえしプログラム」の違い
それでは、各社のプログラムの具体的な違いを比較表で見ていきましょう。
楽天モバイル | ドコモ | au | ソフトバンク | |
プログラム名 | 買い替え超トク プログラム | いつでもカエドキ プログラム(+) | スマホトクする プログラム | 新トクするサポート |
支払い回数 | 48回 | 24回(残価設定) | 24回(残価設定) | 48回 |
返却タイミング | 25ヶ月目~ | ~23ヶ月目 | 13~25ヶ月目 | 13ヶ月目~ / 25ヶ月目~ |
特典内容 | 最大24回分の 支払いが不要 | 残価(24ヶ月目)の 支払いが不要 | 残価(24ヶ月目)の 支払いが不要 | 最大36回分または 24回分の支払いが不要 |
プログラム利用料 | 無料 | 無料 (+は有料) | 無料 | 無料 |
その他条件 | 楽天カードでの 支払いが必須 | dポイントクラブ会員 | 特になし | 特になし (早期返却は特典減) |
【実践シミュレーション】最新iPhone(15万円)を購入した場合の実質負担額
では、本体価格15万円の最新iPhoneを、各社のプログラムを利用して約2年で返却した場合の、トータルのコストを比較してみましょう。(※月額料金プランは、各社のデータ無制限プランで計算)
楽天モバイル | ドコモ | |
2年間の端末実質負担額 | 約75,000円 | 約75,000円 |
2年間のプラン料金合計 | 78,672円 (3,278円×24ヶ月) | 約175,560円 (7,315円×24ヶ月) |
2年間の総支払額(目安) | 約153,672円 | 約250,560円 |
このように、端末の実質負担額は各社ほぼ同じでも、月々のプラン料金が圧倒的に安い楽天モバイルを選ぶことで、2年間の総支払額に大きな差が生まれることがわかります。
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どのキャリアのプログラムを選ぶべき?あなたのタイプ別診断
「シンプルさ」と「トータルコスト」を重視するなら → 楽天モバイル
楽天カードが必要という条件はありますが、プログラムの仕組みがシンプルで、何より月額料金が安いため、総支払額を最も抑えることができます。
「1年」で買い替えたいなら → ソフトバンク
ソフトバンクの「新トクするサポート(バリュー)」は、13ヶ月目に端末を返却すれば、最大36回分の支払いが不要になるという、超短期での買い替えサイクルを想定した、ユニークなプログラムです。
「dポイント」や「Pontaポイント」を貯めているなら → ドコモ・au
端末購入時に、それぞれのキャリアが提供するポイントプログラムを利用できるため、ポイントをたくさん貯めている方にとっては、その分お得になります。
まとめ:プログラム単体ではなく、「プラン料金との合計」で判断しよう
4キャリアのスマホおかえしプログラムを比較しました。
- どのキャリアも、約2年で返却すれば、端末の実質負担額は約半額になる。
- しかし、月々のプラン料金が圧倒的に安い楽天モバイルが、2年間の総支払額では最もお得になる可能性が高い。
- 楽天モバイルのプログラムを利用するには、楽天カードでの支払いが必須。
「端末代が安くなるから」という理由だけでキャリアを選ぶのではなく、2年間で支払うことになる「通信費」と「端末代」の合計金額で、冷静に判断することが、後悔しないための最大のコツです。